日本国内では、2019年から政府によって電子決済の普及を推奨されるようになりました。
ここでは、その決済方式の一つである「クイックペイ」について詳しく解説していきましょう。
これから利用なさる方の参考になれば幸いです。
スマホ決済アプリ「クイックペイ」とは
スマホアプリ決済の「クイックペイ」とは、2010年にサービスを開始したサービスです。
東京都港区に本社を構える企業によって考案され、ブロックチェーン技術を駆使した暗号化金融資産という形で利用できるのが特徴です。
このサービス以外にも当時は電子決済がありましたが、どれも銀行口座に結び付けないと使用することはできませんでした。
このため、一般的な支払方法と同じである先払いとなっていましたが、クイックペイの大きな違いは後払いという点です。
この後払いはクレジットカードとは異なり、一切手数料は発生しません。クイックペイの場合、1円単位から後払いが可能となっていたので、コンビニやファストフードでも相次いで提携店が登場したのもポイントにあげられます。
2020年10月時点で国内の提携店は計5,200件です。
利用者数に関しては約25万人となっており、スマートフォンを駆使した電子決算アプリの中では、特に多い利用者数であることが伺えるでしょう。
昨今では韓国・中国・台湾でもクイックペイの利用が開始されており、グローバルなエリア展開をおこなうようになりました。
送金システムを取り入れているのも際立った特徴になっているため、インバウンドで来日している外国人の方に多く利用されています。
なお、送金を利用する際は必ず、金額に対して2%の手数料が発生しますが、一度の送金金額が2万円以下で尚且つ月5回までは手数料はかかりません。
クイックペイを導入するメリット
クイックペイを導入するメリットについて、まず商業施設であれば利用者の動向確認と簡単な決済方法というのが挙げられます。
クイックペイはいわゆる「バーコード決済」となるため、店舗内にお金を置いておく必要はありません。
現金で対応する場合は釣銭の用意や、POPに対応するレジスターも必要です。
これらを用意・管理するにはコストと手間が掛かり、レジ対応の人材もいることでしょう。
ところがクイックペイを導入すれば、バーコードの読み取り端末のみを設置すればいいので、コストを最小限に抑えつつどなたでも読み取ることができます。
さらに、売り上げの管理もそのままデータとして割り出せるので、年末調整から確定申告まで簡単に対応できるようになります。
消費者がクイックペイを利用するメリットは、お金を持ち歩く必要がないという点と後払いで買い物ができる点でしょう。
スマートフォンは今では、生活に欠かすことができないアイテムです。
常に持ち歩くことがポピュラーとなっており、この端末をそのままお財布代わりにもできます。
1円単位からの支払いに対応するため、小銭を用意することもなくスムーズな決済が可能です。
現金で今すぐ買えないアイテムであっても、クイックペイを使えば後払いで支払うこともできます。
金利・手数料は必要ないため、限りなくその場の決済と同じととらえられます。
商業施設と消費者、どちらにも大きなメリットを持っているのがクイックペイです。
後払いのニーズは増加中
後払いというと、多くの方が金利・手数料がかかるものとイメージなさることでしょう。
ところが「クイックペイ」の後払いシステムでは、それらが一切不要です。
この後払いというものは2010年以降、若い方だけでなく幅広い年代に支持されるようになりました。
当初はインターネット上の開設されたアパレルショップで導入され、20代30代の女性から人気を得たサービスでした。
その後ECサイトでも導入されるようになり、一括払いから分割にも対応しているのが現在のスタイルです。
電子決済で後払いを導入したのはクイックペイのみであり、ネット通販以外の量販店等でも活用できるのが魅力ポイントといえるでしょう。
商業施設であれば、クイックペイ対応店という強みを活かして高価な商品を陳列しても、需要を見込める可能性が大幅にアップします。
消費者が自身のスマートフォンにアプリを入れていれば、急な物入りとなっても気楽に購入できる余裕を持てます。
後払いは以前であればクレジットカードでしかおこなえず、カードを持っていない方は利用ができませんでした。
しかしクイックペイであれば、スマートフォンにアプリを導入するのみで対応できるので手軽なサービスといえます。
入金はATMでもおこなえるので、銀行口座と紐づける必要もありません。
後払いの魅力と手軽さで、今後もクイックペイのニーズは今以上に高まる見通しです。
利用時の年齢制限もなく、お子様でも利用できるものです。
【まとめ】
以上、クイックペイの概要と後払いシステムについてでした。
スマートフォン決済アプリで唯一、後払いに対応しているのがクイックペイです。
商業施設にとっても消費者にとっても、簡単な決済方法となっているので魅力的なサービスです。
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