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コラム

QRコード決済とは?仕組みや導入メリットを解説

2020年10月30日

スマホの利用が当たり前になりつつあると共にキャッシュレス化がすすむ昨今。スマホでの決済に対応できるようにと、コンビニ等の小売店のみならず、タクシー等のサービス業でもQRコード決済を導入するところが増えています。

この記事では自店舗にQRコード決済を導入したいと考えている方へ、QRコード決済の仕組みや導入メリットをご紹介します。

QRコード決済とはなにか

QRコード決済とは文字通り決済に現金を使わずにQRコード、またはバーコードを使う決済方法のことです。

QRコード決済もしくはバーコード決済とも呼ばれます。QRコード決済はアプリが必要な為、エンドユーザーはスマートフォンの所持が必須です。

QRコード決済には以下の2種類の方法があります。

  ユーザースキャン方式

店舗が提示しているQRコードをエンドユーザー側が自身のスマートフォンで読取る方法です。

その際に決済金額をエンドユーザーが入力し、入力した金額を店舗側が確認して決済を完了させます。

店舗で提示するQRコードには店舗情報が埋め込まれており、バーコードを読み込んだ時点でエンドユーザーは、利用する店舗で決済することを確認できます。

ストアスキャン方式

決済時にエンドユーザー側がアプリでバーコードを表示、店舗側がそのバーコードを読み取り決済する方法です。

店舗側はバーコードの読み取りに、専用のスキャナーやバーコードリーダー等を用意する必要があります。

QRコード決済のメリット

QRコード決済の大きな特徴は現金が不要という点です。現金が不要になることは様々なメリットをもたらします。

決済後にお釣りをもらうことも無い為、小銭を持つことが無くなります。財布が小銭でパンパンになることもありません。

チャージ、決済すべてスマートフォンで完結してしまう為、外出中にうっかりお金をおろし忘れた際にもわざわざATMに駆け付ける必要が無くなります。

またQRコード決済最大のメリットの1つがキャッシュバック等のキャンペーンです。

現在政府が国を挙げてキャッシュレス化を進めており、2020年9月からは新たに「マイナポイント事業」を展開。

期間中は利用金額の25%(最大5,000円)がキャッシュバックされます。

その他にも以下のメリットが挙げられます。

決済が早くてかんたん

QRコード決済の特徴として読み取りが通常のバーコードよりもかんたんという点があげられます。

QRコードよく見ると、その四隅に必ず1~3個の黒い四角があるのが分かるのではないでしょうか。

これは「切り出しシンボル」と呼ばれ、これがあることでQRコードが正確に読み取れるようになっています。

またQRコードの右下側部分にあるアライメントパターンと呼ばれる小さな四角が、スキャン時のズレや歪みを補正します。

これらQRコード独自の機能がスムーズな決済を可能にします。

専用スキャナーが不要

特に専用のスキャナーを用意する必要が無いというのもメリットの1つです。QRコードは既に一般に広がっており作成もかんたん。

ユーザースキャン方式であれば店舗側はQRコードを作成して台紙等に張り付けてレジの側に置いておくだけです。

大掛かりなシステムを構築する必要も有りません。

またスマホの普及からエンドユーザーは専用のアプリをダウンロードするだけでスキャン可能。

店舗側、エンドユーザー側のどちらも難しい設定が不要でかんたんに導入できます。

ストアスキャン方式の場合は店舗側が専用のスキャナーを用意する必要があります。

キャッシュレス決済の利用ユーザーは増加傾向

キャッシュレス決済の利用ユーザーは年々増加傾向にあり、特にQRコード決済は2019年の消費増税前後で比べると、ユーザーは約3倍に増加しています。

これはスマホの普及率だけでなく、キャッシュレス決済のポイント付与キャンペーン等、政府によるキャッシュレス化促進の影響もあるといえるでしょう。

QRコード決済の利便性、導入の簡易性は、このユーザーの急増に対して十分に対応できます。

QRコード決済導入後のコストについて

QRコード決済には「導入コスト」「ランニングコスト」が発生します。導入コストは先に述べた2つの決済方法によって大きく変わります。

ユーザースキャン方式

ユーザースキャン方式の場合、発行したQRコードを用意した台紙等に張り付ける等してレジの横に設置する必要があります。

これはステッカータイプと呼ばれ無料で発行できる為、コストはほとんどかからないといえるでしょう。

ストアスキャン方式

ストアスキャン方式の場合は、QRコードを読み取る為の端末や、ネット環境がなければ通信設備の準備が必要でその分のコストがかかります。

決済事業者によっては専用端末を無料で提供している場合もあります。

ランニングコストとして挙げられるのは決済毎にかかる決済手数料です。

また店舗の売り上げは一度決済事業者へ行き、その後決済事業者に登録している振込先へ入金される為、その際の振込手数料が発生します。

ストアスキャン方式の場合は端末の利用料が発生する場合も有ります。

QRコード決済事業者の選び方

事業者を選ぶ際のポイントは主に以下の3点があげられます。

  低コスト

導入コストは当然のことながら、決済手数料等ランニングコストが低い業者がおすすめです。相場となっている手数料3%を基準にすると良いでしょう。

ECサイト・実店舗で利用できる

webサイトでの販売・サービス提供がある店舗は、実店舗・ECサイト双方で利用できる業者がおすすめです。

事業者を1本でまとめることができるうえ、多くのエンドユーザーに対応できます。

セキュリティ面

ネットショッピングでカード番号の盗難が懸念されるように、デジタル決済となるQRコード決済に関して同様の懸念を抱いている方は少なくないようです。

そもそもQRコード決済は決済毎にQRコードを生成するワンタイム方式である為安心して利用できます。

その上で総合的にセキュリティ面で優れている業者を選ぶのがポイントです。

まとめ

先進国であるにもかかわらず日本は世界に比べてキャッシュレス化が遅れていると言われています。

その便利さだけでなく、2020年9月に菅政権が発足しデジタル庁も設立されたことからも、キャッシュレス化は益々促進するでしょう。

QRコード決済は、ニューノーマルな時代の新たなビジネススタイルといえるのではないでしょうか。

またキャッシュレスの普及とともに後払いによる決済方法もどんどん増えています。

後払いに関する導入や仕組みにご興味をお持ちの方は是非弊社までお問い合わせください。

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