コロナ禍での巣ごもり需要によるEC・通販市場の拡大を背景に、商品が届いてからコンビニエンスストア等で代金を支払う後払いが急成長しています。
これはクレジットカードを持たない若い年代での利用拡大が要因とされていますが、中高年やシニア層が後払いを利用する機会は少ないのか、中高年・シニア層の利用実態を紐解くため調査を実施しました。
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目次
調査結果のサマリー
- 年代を問わず約4割の人がECサイトで後払いの利用経験あり
- 後払いを選ぶ理由は、全年代で「届いた商品を確認してから支払いたい」が1位。中高年・シニア層ほど、支払い時の安心感を重視する傾向
- 後払いの利用意向は1,000円から1万円未満の商品購入時に高い
- ECサイトでの支払い方法TOP3はクレジットカード、ID決済、後払い。後払いも主要な支払い方法として定着
年代を問わず約4割の人がECサイトで後払いの利用経験あり
ECサイトの支払い方法として後払いの利用経験を確認したところ、各年代で大きな差はなく、43.9%の人が利用したことがあると回答しました。
年代別では40~50代の中高年層の割合が高く、60代以上は38.6%と他の年代と比較し4割を切ったものの、中高年・シニア層にも後払いが利用されていることが分かります。
後払いを選ぶ理由は、全年代で「届いた商品を確認してから支払いたい」が1位。
中高年・シニア層ほど、支払い時の安心感を重視する傾向
後払いを利用した理由として「商品を確認してから支払いたいから」が全年代で1位となりました。この傾向は年代が上がるほど顕著に現れ、60代以上では55%と半数以上が選択しています。
また、50代以上の年代ではクレジットカードのセキュリティを懸念する理由が2位につけており、中高年・シニア層ほど、ECサイトなど非対面取引での支払いに安心感を重視する傾向が見受けられます。
後払いの利用意向は1,000円から1万円未満の商品購入時に高い
後払いの利用意向は「1,000円~1万円未満」の価格帯の商品購入時に高く、年代による大きな差異は見られませんでした。
合わせて、後払いで購入したことがある商品・サービスについて質問したところ、各年代ともに「ファッション」「化粧品・美容用品」「健康食品・サプリ」がトップ3を占めており、これらの商品の価格帯が影響しているものと想定されます。
ECサイトでの支払い方法TOP3はクレジットカード、ID決済、後払い。後払いも主要な支払い方法として定着
中高年・シニア層はクレジットカードの利用比率が高いものの、後払いも各年代で16~21%の割合で利用されており、ECサイトでの主要な支払い方法として定着しています。また、PayPayや楽天ペイなどのID決済が2位にランクイン。この結果は、実店舗でのQRコード決済の普及や各種Pay事業者のプロモーションによる利用者の増加に伴って、これらのユーザーがECサイトでも使い慣れた支払い方法として利用しているためと考えられます。
まとめ
いかがでしたか?
現在のお客様の後払いに関するニーズや、動向がお判りいただけたでしょうか?
是非、御社の販売商品の特性、ターゲットユーザーの傾向に合わせた後払いを検討されてみてはいかがでしょうか。
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